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医療グレード超音波PCBの材料選択

2025年5月21日

超音波画像診断システムには、高精度、高周波信号伝送、信頼性、そして生体適合性が求められます。これらのシステムの中核を成すのはPCBであり、医療用途における安全性、精度、そして長期的な性能を確保するには、適切な材料の選択が不可欠です。

 

医療用超音波PCB材料1.gif

 

医療用超音波 PCB において材料選択が重要な理由

医療グレードのアプリケーション、特に診断用画像では、PCB は次の要件を満たす必要があります。

  • 高周波信号伝送をサポート(通常20~100 MHz)
  • 熱安定性と低い信号損失を確保
  • 生体適合性または非毒性材料と互換性がある
  • 滅菌中の寸法安定性を維持
  • 小型医療機器に高い信頼性を提供

 

医療用超音波PCBによく使用される材料

1. 高周波ラミネート

  • 材料: ロジャース RO4350B、タコニック RF-35
  • 特徴: 低い誘電損失 (Df)、安定した誘電率 (Dk)
  • 用途: トランスデューサドライバボードの信号層

 

2. Tgを高めたFR-4

  • 材質:FR-4 Tg170+、S1000-2M
  • 特徴: 優れた熱性能、コスト効率
  • 用途: 電源モジュール、制御基板

 

3. フレックス回路用ポリイミド

  • 特徴: 高い柔軟性、優れた耐熱性
  • 用途: プローブ相互接続、ウェアラブル超音波装置

 

4. セラミック基板

  • 材料: Al₂O₃(アルミナ)、AlN(窒化アルミニウム)
  • 特徴: 優れた熱伝導性、小型高出力設計に使用
  • 用途: ハイエンド診断用超音波フロントエンド

 

主要な設計上の考慮事項

  • 誘電率制御: 信号速度とインピーダンス整合を維持するために不可欠
  • 損失正接(Df): Dfが低いほど、信号の明瞭度が向上し、歪みが少なくなります。
  • 吸湿性: 吸湿性の低い素材は滅菌中の劣化を防ぎます
  • RoHSおよび生体適合性コンプライアンス: RoHS、REACH、FDA関連規格などの医療規制を満たす必要があります

 

医療グレードの超音波装置に適したPCB材料の選択は、単なるエンジニアリング上の決定ではなく、患者の安全と臨床精度に関わる問題です。医療規格に精通した経験豊富なPCBメーカーと提携することで、製品が規制要件と性能要件の両方を満たすことが保証されます。

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